医者と生活

Sidの海外紀行

 シドニーに単身赴任し数週間後、酷い下痢に襲われた。前述したように自分で食事を作る事は50年来初めての経験で、面倒なこともあり一週間分の朝食は土 曜日曜に作り冷蔵庫に保管していたが、借りたアパート(フラットと言っていたが)の1階がショッピングセンターになっているせいか、ゴキブリが多い。幸い 日本の家ではゴキブリを見たことが無かったせいもあり、気にしないで食器を洗ったまま食器棚にいれず、放置していたので時々、ゴキブリが食器の中で遊んで いるのを見たことがある。シドニーのゴキブリは日本のと比べのんびりしていて、動作が鈍く直ぐに叩き潰せた。こんな事も有ったせいか、貧血を感じるほどの 下痢になったので、腹が痛い中、辞書を引き下痢止めって何て言うのか調べ、下のショッピングセンターにある薬局に行った。薬剤士は私の話を聞いて Bindingが下痢に利くと言われ買った。しかし、これが一向に利かない。薬剤士の倍の量を飲んだが利かない。腹は痛いは、力は抜けるやで、しょうがな く日本人の友人に正露丸があったらくれないかと頼み、夫婦で持ってきてくれた。不思議なもので、正露丸を3粒飲んで一眠りしたら痛みは無くなり下痢も大分 治まり、食欲も出てきた。
 単身赴任で医者は大事なパートナーだ。今回の経験で、友人から日本語が出来る医者を教えてもらい、それからは何か調子が悪いとその医者に診てもらった。 この医者はノースブリッジで開業している鳥居先生で、メルボルン大学の医学部卒でシドニーのノースブリッジで開業している。中々無口な先生だが、酷いと往 診もしますので困ったら連絡しなさいと言われ、話すと親切な先生だと感じた。ついでに年一回の健康診断ではいろいろな設備の点で鳥居先生のところでは無理 なので、セント・ビンセント病院に日本語の出来る医者がいるとのインターネット情報で、受診した。そこで日本語の出来る先生をお願いしますと言うと、受付 の人が快く紹介してくれ、その先生が対応し、びっくり。先生は確かに片言の”おはよう御座います”、”如何しましたか”等の日本語は言うが、後は彼が持っ ている日本語と英語の一覧表から言いたいことを選びなさいときた。これでは話が進まないので、仕方が無く私が英語で過去の病歴、現在の問題点等を説明し た。挙句の果て先生曰く、貴方は英語で十分、日本語の必要はありませんと言われ複雑な思いをした事がある。
 後日、鳥居先生に診断結果を持ってこの事をも報告すると、笑って更なるコメントは付け加えなかったが、この病院の医療技術は良いよと言われた。その後、 再び、下痢気味で鳥居先生に診て貰ったら、確か、湯冷ましをよく飲み、1日2日絶食しなさいと、薬の処方箋も書いてくれなかった。他の人に聞いたら、鳥居 先生は絶食させるのが好きだともっぱらの噂だった。
 会社に行かねば成らないので、完全に絶食は出来ず、朝は御粥、昼は少量の麺類、夜は絶食をし2日ぐらいで薬も飲まず直ってしまった。鳥居先生は名医なの だ?!
 
 参考:http://www.domo.net.au/domo/living/medical/dr_main.htm
  http://www.doctors-4u.com/sydney/areas_h.htm#nob
  http://www.geocities.jp/jpazalea
 

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